RECS通信

 

スポンサーサイト

 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 

ダマスカスでの住民協議(西森)

 
シリアの首都、ダマスカスは「世界最古の都市」とも言われ、その旧市街ははるか紀元前の昔から栄えてきた歴史があります。
そのダマスカスにて現在進行中の「ダマスカス首都圏都市計画・管理能力向上プロジェクト」では、「住民参加」が一つのキーワードとなっています。中心部の歴史遺産地区や、郊外の農緑地など、多彩な側面と多様な問題を抱えるダマスカスには、経済性のみを重視したむやみな開発ではなく、住民の声を反映した適正な発展が求められています。

IMGP5155.jpg

写真は、ダマスカス郊外のゴータ地区での住民協議の様子です。ゴータ地区は、今も農業、畜産業がさかんに行われている地区ですが、一方で都市化の圧力にさらされ、土壌や水質の汚染、ゴミの不法投棄といった問題に悩まされています。

このゴータ地区は、プロジェクトのモデル事業対象地区の一つです。ここでは、カウンターパートであるダマスカス郊外県の職員とともに、昨年以来、何度も住民協議を実施してきました。時には地区の住民を集めてPCM手法を用いてワークショップを行い、時には写真のような農家の庭先で語らうなど、様々な手段でコミュニケーションを取りつつ、ゴータ地区改善のためのモデル事業案を練り上げています。現在、有機農業の推進、グループ灌漑の導入、農産加工の振興、環境教育といったモデル事業がすでに実現に向けて動き出しました。

ワークショップの際は、日本人専門家が前面に出るのではなく、カウンターパートに主導してもらうようにしています。この経験を通じ、今後自分たちだけでもこうした取り組みを推進していってもらうためです。

プロジェクトで行った調査では、同地区の農民の8割がここで農業を続けていくことを希望しており、また管轄のダマスカス郊外県も、貴重な都市郊外の農緑地を残していくための方策を真剣に検討しています。ゴータの農業を何とかしたいということは、関係者の共通の願いです。こうした思いを形に変えていくためにも引き続き密なコミュニケーションを取ってプロジェクトを進めていきたいと考えています。
プロフィール

RECS INTL Inc.

Author:RECS INTL Inc.



最新コメント

最新トラックバック



検索フォーム



QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。